【剣盾S5】カバミトム+エース【最終96位】
こんにちは!きくまさむねです。
ポケモン剣盾S5にて、目標であった最終2桁順位を達成できたので、久々に構築記事を書かせていただきます。
4月下旬から使い始めた構築であり、まだまだ試したいポケモンが居て、自分の中では未完成な構築なので、ぜひ読んでいただき、改良案をいただけると嬉しいです。
ダイマックス=DMと記載
【構築経緯】
7世代から受けサイクルを好んで使っていたが、8世代では相手がダイマックスするかの択に勝たないと崩されることが多く、受けに偏った構築は諦めることにした。
そこで前期、ラプラス入りの対面構築に手応えを感じ、今期もそれを使っていたが、シーズン終盤に3000位まで落ちてしまい、途方にくれていた。
今期は何か新たな発見があればいいやというぐらいのつもりで使い始めた命の珠がめちゃくちゃ強かったので、これはまだいけるかもしれないと考え、珠入りの構築記事を読み漁り、構築を練った。
まずの起点を作るを採用。
次にを出しづらいときの裏エースとしてを採用。
構築に入れない理由がないも採用。
次に初手読みで出されるポケモンに強いチョッキを採用。
残りの1枠はヒヒダルマを対策でき、対面性能が高く、ある程度の崩し性能のあるポケモンを模索していて、残飯ギルガルド、襷ナットレイなどいろいろ試したが、最終的には襷を採用した。この6枠目と、の型はまだまだ検討の余地があると考えている。
【構築概要】
【結果(剣盾S5)】
TN:ひゃくもく 最終96位、最高64位(最終日AM6時半頃)
TN:たるざけ 最終737位、最高150位(最終日PM10時頃)
【個別紹介】
(↓努力値調整は珠入りの多くの構築記事からパクらせていただきました。)
ドラパルト@命の珠
性格:いじっぱり
特性:すりぬけ
技構成:ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、はがねのつばさ、竜の舞
努力値:H204, A252, S52
調整意図:HP:10n-1、A特化、最速100属抜き抜き
本構築の大エース、珠ドラパルト。
プレイングが下手すぎて全然竜の舞を積む起点を作ってあげられなかったが、もともとの十分な素早さと火力で3タテを量産してくれた。
DM技の追加効果がどれも優秀で、特にダイスチルのB上昇があれば裏から出されるミミッキュの剣舞かげうちを耐えて返り討ちにしてしまうこともよくあり、その度に「ポケモン楽しー」ってなってた。
ずっと受け構築を使っていた自分にボコボコ殴る楽しさを教えてくれたポケモンでした。選出率は1位。
カバルドン@オボンの実
性格:わんぱく
特性:すなおこし
技構成:じしん、ステルスロック、あくび、ほえる
努力値:H252, B108, D148
調整意図:HB:五里霧中ヒヒダルマのつららおとし耐え、残りD
テンプレの起点作りカバルドン。
自分の想定していたようにステロ⇒あくびループに全然入ってもらえず、起点作りの仕事はできなかったが、単純に物理受けとして強かった。構築で重たいカビゴンを見たらなるべくカバルドンを選出したいので、選出率は高かった。
本当にステロを撒いておく必要があるのか考え、基本的にはあくびで相手の選出を把握したり、じしんで削りを入れるようにするのが重要な気がする。
こいつの使い方がうまければもっとサクサク勝てるんやろうなと思うので、カバルドンの使い方がうまい人にぜひとも動かし方を教えてもらいたい。選出率は2位。
トゲキッス@弱点保険
性格:ひかえめ
特性:てんのめぐみ
技構成:エアスラッシュ、マジカルシャイン、火炎放射、わるだくみ
(最終日の晩、あまりに大文字を外すので火炎放射に変更)
努力値:H244, B4, C156, D4, S100
調整意図:HB⇒DM時、ドリュウズの珠ダイスチル耐え、準速60属抜き、余りC
物理受けが2体以上いて、ドラパルトを出しにくい時に出す裏エース。
初めはラムの実を持たせていたが、警戒されているのか、あくびなどの状態異常技をうたれず、カビゴンやドリュウズが普通に鋼技をうってくるので、弱点保険型にかえたら発動機会がかなり多く、1対3の状況から大逆転してくれることも多かった。最近はこだわりアイテム持ちのトゲキッスも増えてきて、弱保が警戒されていないようだったので、最終日に型をかえて正解だった。
型が豊富で、数値もあるポケモンは強いと心底思った。
満を持して出てくるドリュウズを返り討ちにする時も「ポケモン楽しー」ってなる。
ただ、エースにはドラパルトかミミッキュを選出することが多いので、選出率は6位。
(トゲキッスを信用できず、選出しなかった結果、ナットレイに詰まされまくった。)
性格:ひかえめ
特性:ふゆう
技構成:ボルトチェンジ、10万ボルト、ハイドロポンプ、あくのはどう
努力値:H236, B92, C116, D4, S60
調整意図:HB:DM時、珠ギャラドスのA↑ダイソウゲン耐え、準速60属抜き抜き、余りC
カバルドンの苦手なポケモンを受けてもらった。こちらの初手カバルドン読みで出されやすいラプラス、アシレーヌ、ミトム、インテレオン、トゲキッスなどに強いため、こいつを初手に選出し、裏にカバルドンを置く選出がほとんどだった。
ただ、ヒヒダルマを入れてからは相手の選出も歪んでいるのか、逆に初手に何がくるか読みにくくなってしまったが、襷アシレーヌやHBに厚いミトムはいれば必ず初手にくるので、ミトムを合わせて、しっかり削りをいれて、裏のエースを通しやすくする。
カバドラパが弱いアーマーガアに強いのも嬉しい点だった。
意外とダイマックスしても強く、雨下のダイストリームはなかなかの威力。
7世代の頃はメガシンカ勢の数値に押されている印象があったが、無難に強くて見直しました。選出率は3位。
ミミッキュ@アッキの実
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
技構成:じゃれつく、かげうち、ドレインパンチ、剣の舞
努力値:H228, A252, B28
調整意図:A特化、残りHB(アッキ発動後、ギャラドスと打ち合える)
ミミッキュ自体は強いのだが、この型が強いのかはいまだに疑問。要検討。
もともとはAS振りでのろいのおふだを持たせ、ドレインパンチの枠がゴーストダイブの典型的な型だったが、ナットレイカビゴンの並びにドラパルトもトゲキッスも通し切れず苦戦していたので、ナットカビに五分以上で戦えそうなこの型に変更した。
こちらの剣舞際に出される残飯あくびカビゴンに対し、ドレパンを打ちこみつつ、あくびをうたれれば、ダイフェアリーをうつという流れで、最終日はカビゴン入りのサイクルもそこそこ崩せていたので、この変更がなければ2桁順位まで上がれなかったかもしれない。
ただ、この技構成でS無振りだと、ミミッキュ対決では基本的に勝てないし、本来AS型であれば有利であるはずの対トゲキッスにも上からエアスラ怯みを押し付けられてしまうので、カビゴンが憎くない人は普通にASミミッキュを使った方がいいと思う。
選出率4位。
ヒヒダルマ(ガラル)@気合の襷
性格:ようき
特性:ダルマモード
技構成:つららおとし、ほのおのパンチ、がんせきふうじ、あくび
努力値:H4, AS252
調整意図:ASぶっぱ
まさかのダルマモードヒヒダルマ。初めはナットレイやカビゴンをカモにでき、相手のヒヒダルマにも強い身代わり残飯ギルガルドを採用していたが、やはり対面性能の高いポケモンが欲しくなり、いろいろな襷持ちポケモンを試した結果、襷ヒヒダルマに行き着いた。
こいつについては語りたいことがいっぱいある。
まず、初手にダルマダルマ対面ができた場合、馬鹿力、フレアドライブを打たれる or 素引きされるので、こちらはほのおのパンチ選択が安定となる(フレドラやけどを食らい1敗)。
また、五里霧中ヒヒダルマが重そうな構築相手に初手に選出すると、めちゃくちゃ活躍する。五里霧中鉢巻ダルマの攻撃を耐えられないポケモンとの対面ができた際、相手はダイマックスを切って無理やりダルマの攻撃を耐えてこようとするので、こちらはあくびをうつ。
すると、襷を盾に相手のダイマターンを2ターン消費させた上、相手を眠り状態にさせられるので、その隙にこちらはドラパルトで竜舞して、あとはDM技をポチポチ押していれば簡単に勝てる。相手にDMを切らせていればミミッキュにも止められない。
ダルマのあくびは考慮されていないため、カバルドンより起点を作りやすく、うまくいけば相手にダイマックス権まで消費させられるのでマジで強いと思う。
ただ、鉢巻ダルマの火力に慣れてしまっていたので、火力は悲しいほどない。
またコイツのせいで、苦手としていたあくび残飯カビゴンの被選出率を上げてしまっていた気がする…。
あと、ダルマモードであるとバレていればマジで弱いと思う。選出率は5位。
【選出パターン】
主に下記の4つ
① 初手 + + oror
いわゆる基本選出。初手ミトムで出し勝ちしつつ、カバルドンとのサイクルで相手の体力を消耗させ、さらにダイマックスも消費させ、3体目のエースポケモンのダイマックスを通すのが理想の展開。
ダイマックスを先に切らせることがポイント。
エースで積み技を使う機会はあまりなかったが、ダイウォールで相手のDM技を凌ぎ切ることは多かったので、積み技でなくても補助技は必要不可欠です。
主に五里霧中ヒヒダルマが重そうな構築や、ヒヒダルマ入りにはこの選出。
ダルマモードだとバレていなければ、初手あくびをうつだけで勝手に相手がダイマックスしてくれることが多い。想定通りにいかない場合もカバルドンをクッションにしながらステロを撒いてしまえば、ヒヒダルマと2体であくびループに入れれるようになるので、裏のエースポケモンを通しやすくできる。
➂初手ダイマックス(oror) + +
物理受けのカバルドンが必要なさそうな場合や初手ダイマで半壊させられそうな構築相手にはこの選出。
初手ダイマで荒らし、対面性能の高いダルマミミッキュで逃げ切る。
何度も言うが、襷ダルマのあくびは想定されづらいので、相手のダイマックスを流しつつ、後続のミミッキュが剣舞を積む隙を作れて、マジで強い。
ただ、ラム持ちが疑われる相手にはあくびではなく、岩石封じを打って、裏のミミッキュで上をとれるようにしていたのだが、ミミッキュのSを無振りに変更したせいで、この動きで相手のトゲキッスやギャラドスのS上昇を防いだところでミミッキュの皮がはがされてしまうため、初手ダイマで荒らしきれなかった場合は負け濃厚。
対受けループにはこの選出。カバルドンのステロあくびで起点を作りつつ、エースで積み技をうち、こちらのエース対策枠のダイマックスを誘発する。
例えば、トゲキッスで悪巧みをうつターンにセキタンザンが後出しされた場合、相手はこちらのダイマックスに合わせて、セキタンザンをダイマックスさせたいはずなので、一旦ミトムなどにひいて、ダイマックスを無駄打ちさせる。
次のサイクルではセキタンザンにステロダメが2回入っていて、ダイマックスもできない状況になっているので、相手はトゲキッスのDM技を受けきれない。ヒートロトム入りも同様の動きで崩せる。
つまり、ネチネチとサイクルして相手が痺れを切らせば、セキタンザンやヒートロトムが居ても、トゲキッスで崩せるということです。受けルーパーがトゲキッスを嫌うのも納得です。
ただ、メタモン入りの受けループには全然勝てませんでした。メタモンがいればミミッキュを選出するべきなのかもしれません。
【おわりに】
やっと最終2桁順位をとれて嬉しいです。自分が一番苦手としていた積み構築でとれるとは思いませんでした。ただ、結局、積んでゴリ押しではなく、サイクル戦をしかけていたし、「カバミトムのサイクル強い!ガオガエンとかナットレイとか入れたらもっと強そう」とか考えてしまっていたので、やっぱりサイクル戦しかできないのか…とも感じました。
ちなみに最終日、切断バグは全くされませんでした。今までは運負けしても、酒飲みながら楽しくポケモンできてましたが、もし自分が2桁チャレの試合で切断バグをされていたら、おそらく心が折れていたと思います。
個人的には、こんなに致命的な欠陥なのに、直せないゲーム制作側が一番悪いと思っています。もちろん切断バグをする人も悪いと思いますが。
ポケモンは奥が深くて、めっちゃのめりこめる対戦ゲームだと思っているので、こんなことでポケモンから離れてしまう人が出てくるのは悲しいです。ゲーム制作側がプレイ人口を減らしてどうすんだ!!
とは言いつつも、ポケモンはおもろいゲームなので、僕はS6もやります。
まだ社会情勢的に会社の飲み会とかも全然なく、ポケモンできる時間はありそうなので、次はもっと上の順位を目指したいです。何か質問などございましたら、Twitter(@kikumasa_poke)までお願いします。