【剣盾S9使用構築】ステロ+エースバーン【最終107位(R2067)】
こんにちは!夏に野球見ながら飲むビールは最高だなと感じているきくまさむねです。
ポケモン剣盾S9お疲れ様でした。
久々の最終2桁順位、レート2100を目指して本気で取り組みましたが、あと2、3歩届かず、個人的には悔しい結果でした。
ただ、そこそこ強い構築を組めたと感じているので、構築記事を書かせていただきます。
ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
ダイマックス=DMと記載
【構築経緯】
リベロが最強ポケモンだと感じていたので、単純にステルスロックを撒いて、を通したいと考え、いろいろ試した結果、最も強いと感じたラム持ちのビルド型で採用。
ステロ撒き要因はクリアボディドラパルトのSも岩石封じで下げることができる襷かたやぶりドリュウズをずっと使っていたが、ポリゴン2に何もできず、レートも1900で停滞していたので、シーズン終盤にポリゴン2にも仕事ができるHDに変更。
とサイクルを回せて、使い慣れていたをポリゴン2にも仕事ができるスカーフ型で採用。
ではゴリランダーや悪ウーラオスに崩されると感じたので、それらを相手にサイクルを回せるを採用。
にはビルドでも崩せないポケモン、並びを崩せるエースの役割も担ってもらった。
ダイナックルやダイアタックをすかせるゴーストタイプは必須だと考えており、とで迷ったが、ポリゴン2にも弱くないを採用。
ここまでの5体では、相手のウオノラゴンやアシレーヌなどの水タイプ、ミミッキュが重いと感じたので、を採用。ポリゴン2を意識してD振りのハチマキ型とした。
【構築概要】
【結果(剣盾S9)】
TN:たるざけ 最終107位 レート2067
TN:ひゃくもく 最終379位 レート1993
【個別紹介】
@食べ残し
性格:慎重
特性:すなおこし
技構成:じしん、あくび、ステルスロック、ふきとばし
調整意図:D特化、ダウンロード対策のB<D
前シーズン1位の方が使われていた調整のカバルドン。
厳選めんどくさいなあと考えていたら、レノバス(renobasu_poke)さんが理想個体をダイキノコと交換して下さいました。
Cが上がったポリゴン2を誰も止められないので、B個体値を下げてまでダウンロード対策をしている。今までD特化のカバルドンを使ったことがなかったが、思っていた以上に特殊攻撃を耐えてくれて、大活躍だった。
C特化リザードンの珠ダイソウゲンを確定耐えし、あくびを入れられるのが強く、初手ダイマックスされても被害を最小限に抑えながら、裏のエースを通して勝つことができた。(今期はポリゴン2のおかげか、半端な火力のポケモンがラムの実をもっていることはなかったので、リザードンにはラム無警戒であくびを選択していた。)
残飯のおかげで、あくび連打でHPが回復するので、焦らず適切なタイミングでステルスロックを撒き、ラムを持ってそうな積みアタッカーに対して、ふきとばしを選択していけば、相手の選出を割りつつ、全体的に削りを入れることができる。
ここまで裏のエースを通す上で最高のサポートをできるポケモンは他にいないと思う。
しかし、B特化カバルドンと比べると、B方面はかなり脆いので、エースバーンやミミッキュに後出しできるとは考えない方がいいと感じた。
扱いは難しいが、プレイングが冴えている時は本当に強いポケモンだった。
選出率は2位。
@ラムの実
性格:いじっぱり
特性:リベロ
技構成:火炎ボール、とびひざげり、とびはねる、ビルドアップ
努力値:AS252, D4
調整意図:A特化、準速、ダウンロード対策のB<D
本構築の圧倒的エース、ラムビルドエースバーン。
選出段階では、こいつを通せるかどうかから考える。
ラムの実+ビルドアップ、ステロの蓄積ダメージを絡めることで、多くの受けポケモンを突破できるので、ウインディ、ギャラドス、カバルドンなどがいる構築相手でも積極的に選出し、3タテを量産してくれた。
アッキ怠けるカバルドンは吹き飛ばしがないので、ビルド3積みしてからキョダイカキュウで突破する。
高火力のダイマックス技を全てタイプ一致でうてたらそりゃ強いに決まっている。
トゲキッスやギャラドスと違って、ポリゴン2やミミッキュでも止まらないダイマックスエースである点も個人的には気に入っている。
欠点はダイマックスしていなければ命中安定技がないこと。
当てれば勝ちだが外せば負けの場面が何度もあるため心臓に悪い。
命中安定のアイアンヘッドが欲しい。崩しができるしねんのずつきも強いと思う。
技を当ててくれる前提であれば、ほぼ全ての構築に出していけるので選出率は1位。
性格:臆病
特性:ふゆう
技構成:ボルトチェンジ、ハイドロポンプ、10万ボルト、トリック
努力値:HS252, D4
調整意図:ミラー意識の最速
いつも構築にいる洗濯機。
電気タイプでありながら地面に強い点を非常に気に入っている。
いつも使っていたチョッキ持ちではポリゴン2を突破できないので、こだわりスカーフを持たせた。
スカーフミトムはカバルドン、エースバーン、ポリゴン2、トゲキッスなどの環境トップを突破する or 崩すことができるので、今期刺さっていたポケモンだと思った。
ダイジェットを積んだトゲキッス、ギャラドスの上をとっているのもマジで偉い。
草技持ちのギャラドスが少なかったこと、有効打のない技構成のトゲキッスが多かったこと、ゴリランダーの個体数が減ったこともスカーフミトムにとっては追い風だった。
スカーフミトムの技構成には鬼火が入っていることが多いが、鬼火でこだわってしまうのが弱かったのと、居座りながら電気技をうちたい場面が多かったので、代わりに10万を採用している。
こいつをサイクルに絡めることで、トゲキッスやギャラドスを選出されていても、カバルドン展開に持っていけるので、カバミトム@1(エース枠)の選出が多く、非常に強かった。
こだわりトリックはポリゴン2だけでなく、バトン構築や、見え見えの起点作りのポケモンに刺さるので、スカーフミトムはギミック対策としても優秀だった。
構築内でこいつだけは来期も使えるので、カバルドンに代わる相方を見つけて、ぜひ使いたい。
選出率は4位。
@命の珠
性格:ようき
特性:化けの皮
技構成:じゃれつく、ゴーストダイブ、かげうち、剣の舞
努力値:AS252, H4
調整意図:最速ASぶっぱ
弱体化されたかと思いきや相変わらず最強ポケモンだった。
アッキの実持ちの耐久振りのミミッキュが流行っているが、珠が余っていたので、古き良きAS珠ミミッキュを使ったところ、火力のあるミミッキュへの対策が薄い構築も多く、楽に3タテできる試合がたくさんあり、まだまだ強さは健在だと思った。
パッチラゴンやマリルリなどの高火力かつエースバーンからの有効打がないポケモンを選出されると、エースバーンで3タテするのが難しいので、こいつをエースとして選出していた。
順位差マッチでよくわからないマイナーポケモンが多い構築相手にもとりあえずこいつを出しておけば、とりこぼすことは少なかった。
エース枠としてだけでなく、サイクルを回せないと感じた時の対面選出にも組み込めて、ダイマックスしなくても強いポケモンなので、エースバーンやゴリランダーに弱いからといって構築から外すのはもったいないと思う。選出率は3位。
@カゴの実
性格:ずぶとい
特性:てんのめぐみ
技構成:エアスラッシュ、でんじは、わるだくみ、ねむる
努力値:H244, B36, C4, D4, S220
調整意図:S→+1で最速エースバーン抜き、B<Dとしながら、ほぼ残りHB
エース枠にもクッションにもなれるポケモン。
ウーラオスやゴリランダー入りに対して選出する。
初めはでんじはの枠をマジカルフレイムにしていたが、パワースワップポリゴン2にボコボコにされてから必要性を感じなくなり、何かとごまかしの効くでんじはを採用した。
初手でトゲキッスと対面したウーラオスやドラパルトがダイマックスして無理やりツッコんでくることもあるので、そんな時にも対応できるでんじはは非常に使いやすかった。
ドヒドイデやヌオーがいる受けサイクル、受けループはエースバーンで崩しきれるか怪しいので、トゲキッスをエースとして選出し、電磁波+わるだくみエアスラを押し付ける。
毒を入れられても眠るで回復できるので、くろいきりがなければ完全に起点にできる。
エースバーンやミミッキュに比べるとパワー不足なので、選出率は低いが、優秀なタイプと数値でサイクル要因にもなれて、崩しもできるのはトゲキッスしかいないので、代えはきかないポケモンだと思う。
選出率は5位。
@こだわり鉢巻
性格:いじっぱり
特性:グラスメイカー
技構成:ウッドハンマー、グラススライダー、ばかぢから、とんぼがえり
努力値:H4, A252, B4, D180, S68
調整意図:H→16n, A特化、B<D, S→準速60族抜き抜き
最後までしっくりこなかった枠。
上記の5体ではウオノラゴンやアシレーヌなどの水タイプ、ミミッキュが辛かったので採用した。
こいつを受ける炎、飛行タイプはステロで1/4ダメージ入るので、数回サイクルしていればグラススライダー連打で勝てる状況を作りだせることも多かった。
エースバーンに強い水や地面に強烈な圧力をかけ、選出抑制してくれることもあり、確実に強いポケモンではあるのだが、どの構築にもエースバーンとトゲキッスが入っていて、ほとんど選出できなかった。
選出率は6位。選出画面では仕事をしてくれていたと思う。
【選出パターン】
① クッション2体( or or )+エース1体( or or )
2体でサイクルを回しながらステロを撒き、最後にエースで全抜きを目指す選出。
ステロを撒けるはなるべく選出したい。
ゴリランダーやウーラオスがいればを選出に絡めていくようにする。
パッチラゴンやマリルリなどが見えて、を通せないと感じた場合はを出す。
以前、自分が使っていたHB、チョッキと違い、役割対象に何度も後出しできる耐久はないので、相手の初手をしっかり読んで出し負けないことを心掛けた。
も選出に絡めたかったが、全然出せなかった。
②から3体。
対面選出。いきなりダイマックスを切られても1発耐えて、電磁波をうてるを置くことが多かったが、ジバコイルやロトムと対面を作られると引き先がいないので、なるべくやりたくない選出。
サイクルしても崩される気しかしない場合は仕方なく対面選出していた。
➂+
ガチガチの受けループに対しての選出。ステロあくび、スカーフトリックなどを絡めて、を通す。HD天然ピクシーは麻痺+エアスラ怯みで強引に突破する。
しかし、ギャラドスやウインディなど、いかくや鬼火でエースバーンを誤魔化しているような構築に対しては、ステロダメを蓄積させることでビルドや剣舞珠を通せるので、ガチガチの受けループでなければ or でいける。
【おわりに】
最終日はレート2004, 2006の2ROM体制で始めました。すぐに本ROMが2050を越えて、順調かと思いきや、サブROMがなかなか勝ちきれず、何時間も対戦する内に判断が鈍り始めてしまいました。
本ROM1本に絞っても、ここ一番の試合で勝ちきれず時間切れになってしまったので、本当に悔しいです。また、50位以上の人とマッチングした試合は全部負けたので、上位勢との差を痛感しました。
ただ、やっぱ翌日の仕事を有休で休んでまで、本気で取り組む最終日のランクマッチは最高に楽しかったです。
本構築は普段自分が使い慣れている構築と違い、最低限のサイクルしか回せない攻め寄りの構築だったので、もっとダメージ感覚を養って、練度を上げていけば上位を目指せると感じているのですが、来シーズンにはもう使えなくて残念です…(*_*)。
来期はまた大きく対戦環境が変わりますが、上位勢にも勝てるように頑張りたいです。
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